福光石(島根)

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福光石(ふくみついし)

◆ 採掘地・丁場

島根県大田市温泉津町福光周辺

◆ 主な特徴

淡青緑色のやさしい風合いを持つ凝灰岩。適度な硬さで粘りがあり、加工しやすい素材。水にぬれても滑りにくく、吸音性、耐寒性、耐熱性、耐水性なども優れています。

◆ 福光石の有名な使用例

五百羅漢(世界遺産石見銀山 羅漢寺)

福光石の岩質データ

分類:凝灰岩

見掛け比重:2.46(t/㎥)

吸水率:7.030(%)

圧縮強度:26.7(N/㎟)

 

淡青緑色のやさしい風合いを持つ山陰の銘石「福光石」。
採掘場のある島根県大田市温泉津町は、県庁所在地である松江市から国道9号線を西へ車を走らせること2時間ほどの場所にある。福光石の採掘方法は残柱式坑内掘り。現在は機械掘りとなっているが、露天部分にはかつての手掘りの時代のノミ跡が残っている。

福光石は今から1500~1600万年前、海底火山より噴出した火山灰が海底に堆積し、岩石化してできた凝灰岩。淡青緑色のやさしい風合いが特徴で、粘りがあり適度な硬さなので、加工しやすいという。水にぬれても滑りにくく、吸音性もあるので壁材などに使うと防音効果も得られる。また、耐寒性、耐熱性、耐水性に富んでおり、長年の風化にも耐えられるという特性を持っている。

福光石の歴史は古く、室町時代には既に地元の人々により採掘・加工されていたという。彫刻はもとより、鳥居、狛犬、灯籠、石臼、墓石、建材など、様々な製品に使用されている。

2007年、世界遺産に登録された石見銀山のすぐ近くにある羅漢寺の五百羅漢像500体は、この「福光石」を使って制作されている。江戸時代の彫刻の名工・坪内平七利忠と、その一門によって1744年~1766年に作られたものだが、損傷も少なく、当時の石工のノミ跡も鮮やかに現存している。

 

【福光石 採掘元】
有限会社坪内石材店
島根県大田市温泉津町福光ハ107-1
TEL:0855-65-3875

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