本山崎石(ほんやまざきいし)
◆ 採掘地・丁場
山梨県甲府市
◆ 主な特徴
淡灰色系の安山岩で、石質は緻密で硬質。玉石の岩石形状となっている。高級墓石材、土木材等として使用されてきた実績を持っています。
◆ 山崎石の有名な使用例
甲府城の石垣など(下記参照)
本山崎石の岩質データ
分類:安山岩
見掛け比重:2.735(t/m3)
吸水率:0.5(%)
圧縮強度:163.18(N/mm2)
本山崎石(安山岩)は墓石材として使われるケースが多く、ほかにも建築用材、間知石、割栗石などに用いられている。
また、修復工事された甲府城(別名:舞鶴城/山梨県甲府市)の石垣にも大量に用いられているという。
本山崎石は天平時代(729~749年)から採掘していたと伝えられている。
当時の国分寺(東八代郡一宮町国分)跡の楼門の外にある、五重塔のあとの巨大な礎石14個と、現在の薬師堂と本堂にかけての金堂の礎石と思われるものが2個、のちの墓地に講堂跡の礎面と思われるもの20個があるが、これらに本山崎石を使用しているそうだ。
※現在、「本山崎石」の採掘はされてなく、原石の在庫で需要に対応している。