~石碑とアニメ聖地巡礼~

7月末のこと。ツイッターでおもしろそうな「石碑」の画像を見かけました。石碑には「アニメ聖地巡礼発祥の地」とあります。石碑のネタがツイッターでバズるのは、たしか「スクール水着墓石(ツイッターユーザーが理想のお墓として描いた墓石ネタ)」と「ラブライブ!墓石(業者さんが展示用に製作したラブライブの彫刻入りのお墓)」以来の快挙のはず。これはオタクとしても、石のネタ追いかけ隊としても動かないわけにはいきません。

なお、「アニメ聖地巡礼発祥の地」の詳細は信濃毎日新聞のWEB版で知ることができました。

*墓石が建立されるまでの経緯↓
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180704/KT180703GYI090008000.php

*墓石建立時のイベントの様子↓
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180729/KT180728ATI090006000.php

これらの情報を得た私は、さっそく現地に飛びたいところですが、そこはグッと我慢。
オタクとしては、元ネタを確かめずに「ゆかりの土地」を訪ねることは、アニメの神に対して不遜な行為です。そこで、この石碑の元ネタとなっている『究極超人あ〜る』の原作漫画とオリジナルビデオアニメーションを鑑賞することから始めました。

中学・高校の頃に『少年サンデー』派だった私は、当時『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』も読んでいたので、この石碑の元ネタになっている作品の原作者・ゆうきまさみ先生に関してはもちろん存じ上げていたわけですが・・・肝心の『究極超人あ〜る』は、今回が初見でして、石碑がきっかけとなってコンテンツに触れるという意外な流れになりました。アニメ業界的にも「石碑→アニメのファンが盛り上がる→外部も取り込む」という流れはかなりオイシイと思います。

『究極超人あ〜る』は、アニオタ的には「アンドロイドモノの日常系アニメってこんなに早くからあったのか…(原作漫画は80年代後半、OVAは1991年制作)という驚きがありました。「エヴァブーム→セカイ系→日常系」という流れでアニメの流行を理解していた私にとって、アンドロイドが「下駄&学生服スタイル」で部活に参加するという斬新な設定が80年代にあったこと、そしてさらには、91年にはシェアワールド型のスタイルでOVAが製作されていたことを知り、自分の中のアニメ史が覆ったような気がしました。おそらく、そういった意味でも「ここが発祥の地だ」とする石碑を建てることは、サブカルチャー史においても非常に重要なことだと思いました。

ということで、実際に長野県田切駅近くに建立された(浄土宗 聖徳寺の駐車場)この石碑を見に行ってきました!元ネタを知っているとニヤニヤできる「学生服」「自転車」「下駄」が彫られたこの石碑。たぶん版権の問題で「連想させる形」でのデザインとなったとは思いますが、このように「アニメで石碑建立」という先陣を切った事例がこうして爆誕したわけですから、今後も、日本各地のアニメ関連の土地・施設にこのような石碑が建てられることを期待しています!石碑きっかけで自治体・コンテンツ産業・アニメファンなどが盛り上がる好例だと思いました!

究極超人あ〜るに思いを馳せる筆者。 筆者もよく「動きがアンドロイドっぽい」と言われるので妙な親近感がわきます。

アニメの聖地巡礼の地に石碑を建てることによる効果