かつて墓石といえば白か黒の二者択一といえるほど、色味の選択肢は多くはなかったのですが、外国産の石材の普及などにより、さまざまな色の石材が使われるようになってきました。古い霊園を見た後で新しい霊園に足を踏み入れると、まるで白黒テレビがカラーテレビに変わったかのような印象さえ受けます。

特に芝生墓地のあるような西洋風の霊園では、赤、緑、茶、ピンクといったカラフルな墓石が目にとまります。こうした変化の背景には、墓石が海外から輸入されるようになったこと、建築用石材が墓石にも使われるようになったこと、洋型石碑や芝生墓地が普及したこと、お墓に対する意識が変化してきたこと、宗教観が変わってきたこと、個性を表現したいというニーズが現れてきたことなどが挙げられます。

緑系の濃淡の縞目模様を織りなす南アフリカ産「オリーブグリーンライン」

 

地域差もありますが、最も一般的な墓石材といえば、いわゆる白御影石となるでしょうが、石目の細かさや色合いによってその石種はかなりの数にのぼります。現在は中国産やインド産の割合が増えていますが、国内産の最高級墓石材である香川県産「庵治石」や愛媛県産「大島石」には独特の気品があり、やや青味を帯びていることから関西では青御影石と呼ばれることもあります。

白御影石に次いでポピュラーな墓石は黒御影石ですが、関西の墓地ではあまり見られません。黒系の国産石材で有名なのは福島県産の「浮金石」で、東北地方では現在も黒御影石の需要は比較的高い傾向にあります。外国産の黒御影石としては、中国産、インド産、アフリカ産、スウェーデン産などがあり、見た目には石種の差があまり感じられないかもしれませんが、経年変化によって質の差が出てきます。

これらの白御影石や黒御影石、あるいはその中間色にあたるグレー系の石材は、今でも和型墓石の中心ですが、洋型墓石やデザイン墓石となると、赤系やピンク、グリーン、ブラウン系などを用いた墓石の割合が増えてきます。また、色の多彩さに加え、独特の石目模様のある石材も墓石に使われる機会も多くなってきています。

紫色をベースにしたマーブル模様のインド産「マハマブルー」

 

石という素材の質感・重量感はもちろん、それぞれによって特徴のある色や模様なども、天然素材である石材ならではの魅力です。一種類でも多くの石を見比べていただくことで、石を見る目も豊かになってくるはず。多種多様な石の中から、あなた好みの石にきっと出会えることでしょう!

 

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